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今更○○してみた企画第二弾。今更すばせかの小説を晒してみた
しばらくすばせかが続きますがご了承ください
今回はもしもこのときこうなっていたらの仮想の話です
シークレットレポート、特にビイト5日目のを読んでいたほうがいいかな?
どちらかというと暗い話ですな
しばらくすばせかが続きますがご了承ください
今回はもしもこのときこうなっていたらの仮想の話です
シークレットレポート、特にビイト5日目のを読んでいたほうがいいかな?
どちらかというと暗い話ですな
─崩壊─ ヨシュア編7日目~ビイト編×日目
ヨシュアは南師(ミナミモト)の「虚数フレア」を受けたと見せかけて並行世界へ来ていた。
『ふぅ。なんとか計画通り。一時は脱却するけどあんなヤツにボクの渋谷は渡さないけどね。フフフ・・・』
この世界にいる羽狛(ハネコマ)さんとコンタクトをとろうと移動を始めたとき、渋谷の異変に気づく。
『静かすぎる・・・いや、静かなんだ。人が全く歩いていない・・・。ここは渋谷が終わった世界?』
スクランブルにいるはずのヨシュアだが動くものは信号の点滅のみ。
空気中の塵がアスファルトに積もり、地面にいくつかの足跡が確認できるほどだ。
『ゲームが終わってボクが勝ったのか。渋谷がこんな姿になったのも仕方がないのさ』
ふと気がつくとスクランブルの中央に人が倒れていた。
・・・桜庭音繰だった。
『今、姿を見られるのはマズイ!』
しかし隠れる間もないうちにネクは目を覚ました。
何もないスクランブルではヨシュアが見えているはずなのだが気が付いていない。
『ネク君はRGに戻ったのか・・・』
起き上がってしばらくは服に付いていた塵を払っていたネクだったが、ふと気がついて周りを見渡す。
みるみるうちに表情が凍りついていく。
ヘッドフォンを外してかすかな音も聞こうとしているが何も聞こえるはずもない。
「・・・っ 誰かいませんか!ここ、渋谷ですよね!」
ネクの声が空間に響き渡っていく。
「シキ!ビイト!ライム!いないのか?! ヨシュア!これどうなってるんだよ!」
『・・・この世界のボクは「ゲーム」の説明をしていなかったのか?
まぁ説明するのも面倒だしね』
するとネクは何かを思い出したようにセンター街の入口へと走って行った。
『ちょっとあとを追ってみよう』
AMX前を通り、千鳥足会館前へ。
『あぁネク君はCATの壁グラを見に行くんだね』
ネクのあとを追いながらヨシュアは渋谷を見た。
昼だというのにどの店もシャッターが閉まっている。
店の光がないと少し薄暗い気もする。
宇田川町にいたっては元から薄暗いところもあるのでもう日が暮れてしまったかのような雰囲気だ。
・・・あとこの段差を登って行けば壁グラがある。
一瞬笑みを浮かべていたネクだったが、また表情が凍りついた。
2人は立ち止まり渋谷から音は消えた。静寂。そして、
「うわああああああぁ!!!」
ネクは崩れ落ちた。なぜなら壁は一面、真っ白になっていた。
・・・消えたのではない。これもグラフィティなのだ。
ネクは受け取ってしまった。グラフィティにインプリントされていた「渋谷は消えた」の意を。
『さすが羽狛さん。仕事が早い』
しかしヨシュアもグラフィティを見て顔をゆがめた。
更なるインプリントがあったのだ。「私はもういない」と。
『ここには羽狛さんいないのか。違う並行世界へ行かなくては』
ヨシュアはネクを見た。ネクはただただ涙を流していた。
「ネク君、なにも渋谷じゃなくてもいいじゃないか。人は世界中にたくさんいる。
隣のRGへ行ってみなよ。そこで君は世界を広げられるはずだから・・・」
聞こえるはずもなかった。でも言うしかなかった。
ヨシュアは思った。ボクは渋谷をどうしたいのだろうと。
ヨシュアは南師(ミナミモト)の「虚数フレア」を受けたと見せかけて並行世界へ来ていた。
『ふぅ。なんとか計画通り。一時は脱却するけどあんなヤツにボクの渋谷は渡さないけどね。フフフ・・・』
この世界にいる羽狛(ハネコマ)さんとコンタクトをとろうと移動を始めたとき、渋谷の異変に気づく。
『静かすぎる・・・いや、静かなんだ。人が全く歩いていない・・・。ここは渋谷が終わった世界?』
スクランブルにいるはずのヨシュアだが動くものは信号の点滅のみ。
空気中の塵がアスファルトに積もり、地面にいくつかの足跡が確認できるほどだ。
『ゲームが終わってボクが勝ったのか。渋谷がこんな姿になったのも仕方がないのさ』
ふと気がつくとスクランブルの中央に人が倒れていた。
・・・桜庭音繰だった。
『今、姿を見られるのはマズイ!』
しかし隠れる間もないうちにネクは目を覚ました。
何もないスクランブルではヨシュアが見えているはずなのだが気が付いていない。
『ネク君はRGに戻ったのか・・・』
起き上がってしばらくは服に付いていた塵を払っていたネクだったが、ふと気がついて周りを見渡す。
みるみるうちに表情が凍りついていく。
ヘッドフォンを外してかすかな音も聞こうとしているが何も聞こえるはずもない。
「・・・っ 誰かいませんか!ここ、渋谷ですよね!」
ネクの声が空間に響き渡っていく。
「シキ!ビイト!ライム!いないのか?! ヨシュア!これどうなってるんだよ!」
『・・・この世界のボクは「ゲーム」の説明をしていなかったのか?
まぁ説明するのも面倒だしね』
するとネクは何かを思い出したようにセンター街の入口へと走って行った。
『ちょっとあとを追ってみよう』
AMX前を通り、千鳥足会館前へ。
『あぁネク君はCATの壁グラを見に行くんだね』
ネクのあとを追いながらヨシュアは渋谷を見た。
昼だというのにどの店もシャッターが閉まっている。
店の光がないと少し薄暗い気もする。
宇田川町にいたっては元から薄暗いところもあるのでもう日が暮れてしまったかのような雰囲気だ。
・・・あとこの段差を登って行けば壁グラがある。
一瞬笑みを浮かべていたネクだったが、また表情が凍りついた。
2人は立ち止まり渋谷から音は消えた。静寂。そして、
「うわああああああぁ!!!」
ネクは崩れ落ちた。なぜなら壁は一面、真っ白になっていた。
・・・消えたのではない。これもグラフィティなのだ。
ネクは受け取ってしまった。グラフィティにインプリントされていた「渋谷は消えた」の意を。
『さすが羽狛さん。仕事が早い』
しかしヨシュアもグラフィティを見て顔をゆがめた。
更なるインプリントがあったのだ。「私はもういない」と。
『ここには羽狛さんいないのか。違う並行世界へ行かなくては』
ヨシュアはネクを見た。ネクはただただ涙を流していた。
「ネク君、なにも渋谷じゃなくてもいいじゃないか。人は世界中にたくさんいる。
隣のRGへ行ってみなよ。そこで君は世界を広げられるはずだから・・・」
聞こえるはずもなかった。でも言うしかなかった。
ヨシュアは思った。ボクは渋谷をどうしたいのだろうと。
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